冷え性の風呂対策!温度は41度に設定!

入浴時間やお風呂の温度

ここでの最大の目的は、1日1回、お風呂に入って体温を1度上げるということなので、入浴の時間帯は朝でも夜でもどちらでもOKです。自分の生活のリズムに合わせて、都合のいい時間帯に入りましょう。

~風呂の温度は41度に設定しましょう!~

睡眠中の成長ホルモンを最大限に引き出したいという人は、お風呂に入る前に5分程度の筋トレをすると、さらに効果的なんですよ。
筋トレとお風呂と睡眠、3段階で成長ホルモンの分泌が促される、最高の方法です。
お風呂は湯船に10分程度浸かれば、だいたい体温が1度くらい上がるので、長湯をする必要はありません。それよりも大切なのは、毎日お風呂に入り、1日1回、体温を1度上げるということを習慣化することです。
ただし、とくに日本人は熱いお風呂に入るのが大好きですが、温度の下がった浴室で急に高温のお湯に入るようなことは極力避けてください。
これは、急激な温度変化によって健康に障害が出る「ヒートショック現象」の可能性があるからです。
急に暖かい場所から寒い場所へ、あるいはその反対に移動すると、血圧が急激に変わり、とくに高齢者や高血圧症患者の方は心筋梗塞や脳卒中などが起こりやすい状態になります。
家庭内でこのヒートショック現象によって亡くなる人の数は、全国で平均すると毎年1万4000人近くとのことです。これは、交通事故で亡くなられる方の2.4倍にもなります。車の行き交う道路よりも、冷たい浴室で高温のお風呂に入ることのほうがよほど危険だということです。
理想の入浴温度は41度です。
それ以上熱いのも、ぬるいのもお勧めできません。
実は、41度以下が副交感神経を優位に保つために最適な温度なのです。42度以上だと交感神経が刺激されてしまいますし、だからといってお湯の温度が低すぎると、今度は「体温を上げる」という本来の意味をなさなくなってしまいます。
冷え性や高齢の方には、心臓や肺への負担をより少なくするために半身浴をお勧めします。ただ、長時間入浴すると脱水症状を引き起こす危険性もあるので、水分補給を心がけながら入るようにしてください。
半身浴では、みぞおちの下まで、下半身を中心に20~30分くらいゆっくりと時間をかけてお湯に浸かります。そうすることによって、体の芯まで温めることができます。
最近は、家庭のお風呂でも湯温調整ができるようになっているので、あらかじめ41度に設定しておくといいでしょう。
よく注意して見ると、一流のスポーツクラブやゴルフ場、ホテルや旅館では、みな湯温は41度に設定、管理されていることに気づくはずです。
それはもちろんお客様の体にとって1番いい環境を提供するというサービスの意味もあるのですが、それと同時に、万が一の事態が発生したときに、「われわれとしては生理学的に最適温度のお風呂を提供しています。もしそれで問題が生じた場合は、当店としては責任を負いかねます」という施設サイドの保険でもあるのです。
ぜひ機会があったら、そうした施設の湯温をチェックしてみてください。きちんとした施設であれば、ちゃんと41度を示しているはずです。

~神様が決めた人間の体温は37度なんです!~

冷え性対策の目的は、最低でも1目1回、体温を37度に上げる習慣を身につけることです。それとあわせて、体温を恒常的に上げるべく、筋肉を鍛えることに目を向けてほしいと思います。
なぜなら、体温を上げることによって、病気になりにくい健康な体になり、人生の質を高められるからです。
人間は幸せを手に入れようと、色々なことに頑張りながらここまで進化してきました。でも、ちょっと頑張りすぎてしまったようです。
頑張って働いて、ストレスに耐えて、あなたの体はもう悲鳴を上げています。その悲鳴が「低体温」です。
人間の体温は、本来、37度が自然なんです。
鳥の体温は42度と人間よりずっと高く、豚や牛の体温は38度と人間よりも少し高めです。生きものにはもともと、その動物の運動量に即した適温が定められているのです。その適温が、人間の場合は37度なのです。
私たち人間は、様々な文明の利器を発明し、生活を豊かに便利にしてきました。
でもその結果、自分たちの生活環境を自然から大きく引き離してしまいました。
低体温は、私たちがみずから自然の摂理からはみ出してしまった結果なのかもしれません。
太陽のリズムに合わせた規則正しい生活を送り、太陽が昇っている間は体をきちんと動かし、太陽が沈んだらちゃんと体を横たえてゆっくり休みましょう。
神様が決めた人間の体温は「37度」です。
1日1回、その体温を意識して、体温を上げる努力をすることは、自然を尊重した生き方をすることにほかなりません。
人は昔、車や電車に乗ることなく、すべて自分の足で歩いて、今では考えられないくらい大きな距離を移動しました。
昔に比べ、人間の運動量はあきらかに落ちています。低体温の人が増えてきたのは、ストレスに人間が対応できなくなったことに加え、筋肉の質と量が低下したせいです。
1日1回、体温を1度上げる努力をする。
筋肉を鍛えて、体温が少しずつアップしていくような生活をする。
体温を上げると健康になる。ひいてはそれが幸せにつながります。

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